旅行記(長野・岐阜)4回目
前回の続き、長野・岐阜旅行の4日目である。
4日目 09:00 高山市内(御朱印巡り)⇒ 13:30 長野県塩尻市(井筒ワイン)⇒
15:00 諏訪市内(蔵元訪問)⇒ 未定
4日目のスケジュールであるが、諏訪市内の蔵元巡りの後は未定だ。
夜中に帰るか?翌日も諏訪に残るか?その時のノリで決めよう。
09:00にホテルをチェックアウト
駐車場に車を停めさせてもらい、御朱印巡りに出発。
『飛騨天満宮』へ向かう。ホテルから800mほどである。
天気予報は『晴れ』であったが、曇が多く肌寒い。
【飛騨天満宮・県道460号より】
歩いて10分ほどで到着。
学問の神様『菅原道真公』が祭られている。
903年、飛騨権掾菅原兼茂が父親の菅原道真が大宰府で亡くなったことを聞き、
祠を建て、自らの手で彫った木像を祀ったのが始まり、と言われている。
【飛騨天満宮・石造鳥居】
1689年建造の鳥居、市指定の文化財である。
【飛騨天満宮・神門】
神門は拝所の役割を兼ねており、社殿の周囲は塀で囲まれている。
【飛騨天満宮・願掛け撫で牛(奥に拝殿が見える)】
数組の地元の方がお参りに来ていた。
県道に面してはいるが、静かな神社である。
参拝の後、『願掛け撫で牛』にお願いをした後、社務所にて御朱印を頂く。
『日枝神社』の始まりは1141年との事なので、平安時代である。
御祭神は『大山咋神(おおやまくいのかみ)』で、飛騨高山南部の氏神。
別名『飛騨山王宮日枝神社』という。
【日枝神社・入り口】
参道は緩やかな登りとなっている。
【日枝神社・一の鳥居】
参道を進むと『一の鳥居』が見えてくる。
【日枝神社・一の鳥居から参道入り口を見る】
『一の鳥居』から入り口を見る。入り口から80mほどの距離だ。
さらに参道を進むと、正面に『社務所』左に『二の鳥居』という配置だ。
【日枝神社・二の鳥居】
階段を上がり『拝殿』へ。
【日枝神社・拝殿】
手前に『日枝神社の大スギ』が見える。
後に調べたのだが、『拝殿』は普通の神社建築とは異なる造りのようである。
写真では見えないが、奥に『本殿』がある。
【日枝神社・大スギ①】
県指定の天然記念物。
推定樹齢:1000年、高さ:約40m、幹周:7mの『大スギ』である。
【日枝神社・大スギ②】
この大杉を『大山咋神の使い』と感じたことが、日枝神社の始まりとなっている
らしい。
【日枝神社・富士神社】
拝殿に向かって右に鎮座する『富士神社』、旧日枝神社本殿を移築。
市指定の重要文化財だ。
拝殿に向かって左に鎮座する『天満神社』(手前)ご祭神は『菅原道真公』であ
り、学問の神様である。
上画像左に『稲荷神社』が見える。
ご祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)で、開運の神・商業神として信仰さ
れているのである。参拝の後、御朱印を頂く。
10:30 朝食(高山ラーメン)
『日枝神社』から市内へ戻る。相変わらず肌寒い。
お腹がすいたので、朝食を食べることにした。
『清水ミチコ』さんの実家である『if珈琲店』へ向かおうと思ったのだが、
温かいものが食べたくなった。ラーメンなど良いではないか。
高山と言えば『高山ラーメン』だ。
現在の時刻10:10分である。少し遅いが『朝ラー』と行こうではないか!
喜多方を訪れた際、『坂内食堂』さんで『朝ラー』を食べた。
これを嫁さんが気に入った事を思い出し、開いているラーメン店を探す。
現在地より歩いて10分ほどの位置に『甚五郎ラーメン(本店)』を発見。
10:30オープンだ。良いではないか!
早速、向かうことにする。
【甚五郎ラーメン 本店】
JR高山本線を超え、3分程歩くと『甚五郎ラーメン 本店』に到着。
前日の夕食時、臨時休業のお店があった為、若干の不安が残る。
恐る恐る店内を覗いて見ると、準備中だった。休業ではいないようだ。
10:30に暖簾が掛かり、営業開始。
早速『甚五郎ラーメン』を注文。嫁さんは『チャーシュー麺(大盛り)』(だっ
たような・・)である。
【甚五郎ラーメン・ライス付き】
【チャーシュー麺・(大盛り)ライス付き】
ラーメンを注文するとライスが無料で付いてくる。迷わずお願いする。
醤油味の細麺である。
2年半前の訪問時『つづみそば』さん『ちとせ』さんで食べて以来、3度目の
高山ラーメンだ。やはりお店によって味は違う。
個人的な感想だが、『甚五郎ラーメン』さんのラーメンは、『スープ』と
『チャーシュー』が『ご飯』と相性が良い気がする。
夜間も営業しているようなので、次回は夜間に訪れてみたい。
11:00 よせばいいのに!(if珈琲店へ)
JR高山駅の前を通り、駅舎を撮影。
前回訪問時、高山駅は改装工事中であった。2年半ぶりに訪れた駅舎は、
とても綺麗になっていた。バスセンターなどの位置も若干、変わったようだ。
【JR高山駅】
ここまできたら『if珈琲店』へ寄りたくなる。
【if珈琲店】
高山駅周辺に来ると思うのだが、個人経営の喫茶店が多いと感じる。
『スターバックス』や『エクセルシオール』といったお店を目にする事が少ない
気がする。牛丼・ファミレスといったチェーン店の看板も少ない。
駅前でよく見かけるお店の看板が少ないのだ。なかなか貴重な街並みである。
【if珈琲店・シナモントースト】
よっぽどお腹がすいていたのだろう、『甚五郎ラーメン』から30分も経っていな
いのに、夫婦そろって『炭水化物』摂取である。
この後、夜まで食べないので『まぁ、いいか!』である。
ここの珈琲は『苦味』より『酸味』が強い気がする。落ち着いた雰囲気で、
ゆっくり出来る場所である。
11:40 高山から長野へ
ホテルに戻り、長野へ。最初の目的地は塩尻市の『井筒ワイン』さんだ。
約90km・2時間の移動だ。2日目にお世話になった『平湯温泉』を抜け、長野県
へ入る。安曇野市から平湯温泉への移動中も見たのだが、『りんご畑』が多い。
それも圧倒的に多い!他にも『ぶどう畑』も見る事が出来た。
どうやら『日本アルプス サラダ街道』という道を通っているようだ。
せっかくなので寄り道をして、購入することにする。
ちょうど良い場所に販売所を見つけ入店。JAが運営しているようだ。
『JA松本ハイランド ファーマーズガーデンやまがた』という店舗である。
野菜なども販売しており『道の駅』の直売所ようだが、圧倒的に量が多い。
中には地元産ではない野菜もあったが、大部分が地元産のようだ。
『りんご』『ぶどう』は地元産である。
『りんごのセット』『ピオーネ』『ごぼう』『きゅうり』『なす』を購入する。
後に食べた感想であるが、やはり『鮮度』が違う気がする。
嫁さんは『もっと買っておけば良かった。』と少々、悔やんでいた。
【ファーマーズガーデンやまがた・りんごセット】
『シナノスイート』『シナノゴールド』のセットである。 他に『秋映』が入って
いるセットも購入した。味・食感、食べ比べると違いが分かるものである。
個人的には『シナノスイート』が一番美味しかった。
14:00 ワイナリー訪問
長野県塩尻市にある『井筒ワイン』さんを訪問。
ワイナリーに近づくとぶどう畑が見えた。『ワイン用のぶどう』である。
ショップ脇の駐車場に車を停め、入店。
【井筒ワイン・ショップ】
よく見ると、建物にも『ぶどう』である。『メルロー』であろうか?
【井筒ワイン・ぶどう】
店内に入ると冷蔵庫に試飲用のワイン・ジュースが用意されている。
私は運転なので、ワインの試飲は出来ない。
残念であるが、仕方がないのでジュースを試飲してみた。これが美味しい!
私はぶどうが大好きなので、適当に理由をつけて1本購入した。
何度でも試飲可能で、じっくりと選ぶことが出来る。
【井筒ワイン・購入分】
実は『生ワイン』の予約が出来ればと思ったのだが、残念ながら『不可』であ
る。『生ワイン』は販売店からの購入のみだった。残念だが仕方ない。
16:00 諏訪市内 蔵元巡り
『井筒ワイン』さんから諏訪市へ向かう。寄り道をしながら市内へ。
『諏訪湖畔公園駐車場』に車を停める。
ここでの目的は『諏訪五蔵めぐり』である。
市内にある5つの酒蔵をスタンプラリーのような感じで巡るのである。
しかし時間の都合上、五蔵全てを巡る事は難しかった。
※試飲可能な時間は大体17:00までなのだ。
とりあえず、一番手前の蔵元・舞姫さんを目指し歩く。
15分もかかる駐車場を選択した理由は『私も試飲する!』のだ。
計画はこうである。
『諏訪湖畔公園駐車場』に車を停める。(ここは車中泊スポットらしい。)
蔵元巡り = 試飲 ⇒ 夕食 ⇒ 温泉(片倉館)⇒ 車中泊。
後は、起きた時間によって後のスケジュールを決定するのである。
朝まで寝てしまえば、翌日も観光(茅野・小淵沢を予定)。
夜中に起きてしまえば(アルコールが抜ける事が前提)帰路に着くも良し。
旅の最後くらい、蔵元で日本酒を楽しもう!
想定よりも遠く感じつつ、『舞姫』さん到着。
【諏訪五蔵・舞姫】
いよいよ諏訪五蔵である。ここからは蔵元間の距離は近い(はず)。
【諏訪五蔵・舞姫】
残念であるが、今回の訪問は見送りとなった。
Google の評価・口コミも良いので、次回は是非とも訪れたい。
【諏訪五蔵・麗人酒造】
『舞姫』さんから50mほどで『麗人酒造』さんに到着。本当に近い!
【諏訪五蔵・本金酒造】
『麗人酒造』さんから70mほどの距離に『本金酒造』さんだ。
【諏訪五蔵・伊東酒造】
『本金酒造』さんの向いに『伊東酒造』さん。
【諏訪五蔵・宮坂醸造①】
『伊東酒造』さんから300mほどで『宮坂醸造』さん。
なんと!『舞姫』さんから『宮坂酒造』さんまで400m!なのだ。
駅前のチェーン店のようである。
一番遠くの『宮坂醸造』さんからスタート。
試飲と販売は蔵元横にある『セラ真澄』さんでおこなっている。
【宮坂酒造・セラ真澄】
『真澄』が有名な蔵元さんである。
我が家のお取り寄せ味噌『丸高蔵 十四割 / 信濃路』を生産している『宮坂醸造
株式会社・(現)信州一味噌』と同じ会社だったらしい。
『信州一味噌』は現在、サッポロHDの子会社のようである。
『丸高蔵』へは4回ほど訪れ、店内ショップで『真澄』を購入したことはある
が、蔵元訪問は初めてである。
元々は、写真【宮坂醸造①】の右手(同じ建物内)にあったようだ。
歴史ある建物であったが、2010年7月に『トラック(大型13トン)が前方の車に
追突、車もろも建物に突っ込み、破壊!』してしまったらしい。
どうりで写真【宮坂醸造①】の建物に不自然さ(建物の右側が切れている?)
を感じた訳である。
内部はとても綺麗で、日本酒の他にも食品・雑貨・酒器なども販売してるのだ。
ここで試飲をすることにした。
試飲は320円(だったかな?)でグラスを購入。
数人で(訪問時は5名だった)説明を受けながら、その時々のお薦め(数種類)
のお酒を頂く方法である。
【セラ真澄・本日の試飲(2018年10月12日)】
水は『霧ヶ峰の伏流水』使用。
米は『山田錦』『美山錦』『ひとごこち』を主に使用し、自社精米工場で精米さ
れているらしい。
また『真澄諏訪蔵』で醗酵中のモロミから新しい酵母を発見を発見したらしく、
『七号酵母』という名前が付けられたようだ。
それらの説明と試飲の後、嫁さんが選んだお酒(下画像)である。
【宮坂醸造・購入分】
さすが『宮坂醸造』さんの蔵元直営ショップである。
雑貨や酒器など見どころも多く、店内を後にした時点で17時を過ぎていた。
仕方がないので、戻ることにした。
途中、まだ入店出来そうな『麗人酒造』さんに立ち寄る。
こちらも大きな店舗であり、『諏訪浪漫麦酒(ビール)』もあるようだ。
試飲(冷蔵庫に試飲用の日本酒(無料)あり。自由に試飲。)をさせて頂く。
『秋上がり』を購入。
【麗人酒造・購入分(左)】
『諏訪五蔵めぐり』の予定が『諏訪二蔵』になってしまったが、十分楽しむ事が
出来た。わずか400mの距離(おなじ通り)に5件の蔵元が並ぶ地域は、そう多く
は無いのではないか?諏訪における酒造りの歴史を感じた。
次回訪問時は『諏訪五蔵』全てを巡ろう。
18:00 諏訪でうなぎ(夕食)
購入したお酒を車に置いた後、湖岸通りにある『うな藤』さんへ伺う。
諏訪には『うなぎ屋さん』が多いようである。
せっかくなので『日本酒』と『うなぎ』と行こうではないか!
少々寒いが、ビールで乾杯!
次に日本酒といこう。やはりここは『真澄』であろう。
余談であるが、『うな藤』さんは『黒ラベル』の『サッポロビール』のサイトで
紹介されており、クーポンが使用出来る。
『うなぎの白焼き』を肴に『純米吟醸 辛口生一本』を頂く。
気分は『吉田類の酒場放浪記』である。
余談であるが『吉田類の酒場放浪記』で紹介された、上諏訪駅前の『とんちん』
は近く(700mほど)である。
【うな藤・うなぎの白焼き】
その後、もつ煮を熱燗で頂き、〆は『うな重(中)』である。
【うな藤・うな重(中)】
料金も安く、美味しく頂くことが出来た。満足だ。
19:30 日帰り温泉
さて、食事の後は温泉である。
夜間営業している施設が少ない為、急いで『片倉館』へ向かう。
ここは『千人風呂』で有名であり、『テルマエ・ロマエ』のロケ地でもある。
昭和初期に建てられたモダンな建物であり、敷地内に諏訪市の美術館がある。
【片倉館】
『千人風呂』は立って入るのであった。浴槽の深さが110cmほどあるらしい。
浴槽の下は『玉砂利』のような石が敷き詰められていて、足裏が刺激され気持ち
よかった。ちなみに千人は入れないのである。
最終営業時間は21:00(受付20:30)である。
もう少し時間があれば良かったのだが、十分に楽しめた。
21:20 就寝
今日も濃密な1日であった。しかし寒い。
夜の諏訪湖を眺める余裕もなく車内に引きこもる。
とりあえず横になり就寝。
【諏訪湖湖畔公園】
03:00 自宅へ
02:00に目を覚ます。もう少し寝ようとしたが寝付けない。
諏訪周辺では早朝から営業(05:30~)している温泉施設もあるのだが、
それでも3時間以上ある。明日は日曜日だが仕事だ。
ここは帰路に着き、自宅でのんびりと旅の疲れを癒すとしよう。
小淵沢ICから中央高速に乗り、『双葉SA』にて休憩。
【双葉SA】
八王子から圏央道へ、入間ICで高速を降り、国道16号で自宅へ。
06:00無事に帰宅。
以下、最終日の行程である。
【行程表(10月12日)】
【行程表(10月13日)】
今回の旅の全走行距離=740km・1Lあたり18.6kmである。
高速道路や渋滞が少ない道路・時間帯の走行が多かったのであろう、
ガソリン車にしては上出来だ。
【全走行距離】
【1Lあたり走行距離】
これで今回の旅行記は終了である。
初めて旅行記を書いてみて思ったのだが、訪れた場所について
『たいして知らないまま帰って来ている』と言うことだ。
『綺麗だなぁ』『いいお湯だった』『うまかった』である。
記事を書く為、改めて調べて分かったことが多い。
その上で再訪すると、また違った面白みがあるような気がする。